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パソコン版 MT4 は多機能なぶん、インストール直後の画面は不要な銘柄とチャートが並び、バーチャートの表示で見づらい状態です。最初に気配値表示の銘柄を自分の口座タイプに合ったものだけに絞り、取引する銘柄のチャートを整えておくと、注文と分析の操作が速くなり、口座タイプに合わない銘柄で注文できない、といったつまずきも防げます。
初期設定で行うのは、気配値の整理、チャートの整理と整列、ローソク足への変更、自動スクロールと右端移動、時間足の選択、配色の変更、インジケーターの表示の 7 つです。最後に定型チャートとして保存すると、同じ設定を他のチャートに数クリックでコピーできます。設定はどれも取引の成績に直接影響するものではなく、見やすさと操作のしやすさのためのものです。
本記事では、7 つの手順を順に解説し、最後に設定例を示します。XMTrading(以下 XM)の MT4 にログインしたばかりの方と、画面が見づらくて操作に迷っている方を対象にしています。MT5 も同じ考え方で設定でき、違う部分は各手順で補足します。
手順 1. 気配値表示の銘柄を整理する
気配値表示に出ていない銘柄はチャートも注文もできません。先に自分の口座タイプに合った銘柄だけを表示し、使わない銘柄を非表示にします。
- 気配値表示の上で右クリックし、「通貨ペア」(MT5 は「銘柄一覧」)を開きます
- 表示された一覧で、自分の口座タイプのカテゴリを開きます。スタンダードは目印のないカテゴリ、マイクロは「Mic」、KIWAMI極は「KIWAMI」、Zero は「ZR」です
- 表示したい銘柄を選んで「表示」、不要な銘柄は「非表示」を押します。銘柄名のダブルクリックでも切り替わります
- 「閉じる」を押すと気配値表示に反映されます。銘柄をドラッグすると並び順を変えられます

| 口座タイプ | 銘柄名の目印 | 例 |
|---|---|---|
| スタンダード | 目印なし | USDJPY |
| マイクロ | 末尾に micro | USDJPYmicro |
| KIWAMI極 | 末尾に # | USDJPY# |
| Zero | 末尾に . | USDJPY. |
口座タイプに合っていない銘柄のチャートは「アップデート待機中」のまま動かず、注文もできません。いったん全部を見たいときは、右クリックの「すべて表示」を使います。
手順 2. チャートを整理して整列する
起動直後に開いている 4 つのチャートをいったん閉じ、取引する銘柄のチャートを開き直して整列します。
- 各チャートの右上の「×」を押して、標準で開いているチャートを閉じます
- ツールバー左端の「+」(新規チャート)から取引する銘柄を選びます。気配値表示の銘柄を右クリックして「チャート表示」でも開けます
- 必要な数だけ繰り返したら、ツールバーの「ウィンドウの整列」アイコンを押します。チャートが均等に並びます




5 つ以上のチャートを整列すると 1 つが小さくなるため、同時に表示するのは 4 つまでが目安です。使わないチャートは右上の「−」で最小化し、もう一度整列アイコンを押すと、残りのチャートが均等に並びます。最小化したチャートはチャート枠の左下に並び、「□」で元に戻せます。



チャート枠の下に並ぶ銘柄のタブをドラッグすると、整列したときの並び順(左上・左下・右上・右下)を変えられます。
手順 3. ローソク足に変更する
チャートの表示は「バーチャート」「ローソク足」「ラインチャート」の 3 種類で、標準はバーチャートです。日本で一般的なローソク足に変えます。

変えたいチャートを選び、ツールバーの「ローソク足」アイコンを押します。チャートごとの設定なので、開いているチャートすべてで繰り返します。あとで定型チャートに保存すれば、この操作は 1 回で済みます。
手順 4. 自動スクロールと右端移動を有効にする
「チャートの自動スクロール」は最新の価格に合わせてチャートが進む設定、「チャートの右端移動」はチャートの右側に余白を作る設定です。両方を有効にすると、最新のローソク足が見やすい位置に表示されます。


チャートの上で右クリック→「プロパティ」→「全般」タブでチェックを入れるか、ツールバーの 2 つのアイコンを押します。アイコンが押された状態になっていれば有効です。過去のチャートを見ているときに自動スクロールで戻されるのが煩わしければ、そのときだけ自動スクロールを切ります。
手順 5. 時間足を取引スタイルに合わせる
時間足はローソク足 1 本が表す時間の長さで、ツールバーの「M1」から「MN」のボタンで切り替えます。取引スタイルに合った時間足を選びます。


| ボタン | 時間足 | 向いている取引スタイル |
|---|---|---|
| M1 / M5 | 1 分足 / 5 分足 | 数分で売買を繰り返すスキャルピング |
| M15 / M30 | 15 分足 / 30 分足 | スキャルピングからデイトレード |
| H1 / H4 | 1 時間足 / 4 時間足 | 1 日に数回のデイトレード |
| D1 | 日足 | デイトレードからスイングトレード |
| W1 / MN | 週足 / 月足 | 数週間以上の長期の分析 |
同じ銘柄を時間足違いで 2 つ開き、長い時間足で流れを見て短い時間足で注文のタイミングを見る、という並べ方が一般的です。MT5 は 2 分足や 8 時間足など 21 種類から選べます。
手順 6. 配色を変える
標準の配色は黒い背景に緑のローソク足です。取引に影響はありませんが、白い背景で上昇を赤、下落を青にすると国内の取引ツールに近い見た目になります。

チャートの上で右クリック→「プロパティ」→「色の設定」タブで項目ごとに色を選び、「OK」を押します。設定例は次のとおりです。
| 項目 | 色の例 |
|---|---|
| 背景色 | White |
| 前景色(文字・軸) | Black |
| グリッド | Lavender |
| 上昇バー・上昇ロウソク足 | Red |
| 下降バー・下降ロウソク足 | Blue |
| Ask のライン | OrangeRed |

「色の設定」タブの「基本配色」から「Black On White」などの組み合わせを選ぶと、まとめて変えられます。
手順 7. インジケーターを表示する
テクニカル分析に使うインジケーターは、ナビゲーターの「インディケータ」からチャートにドラッグ・アンド・ドロップして表示します。


設定画面で期間や色を決めて「OK」を押すと表示されます。代表的なインジケーターの表示と使い方は、移動平均線、ボリンジャーバンド、エンベロープ、MACD、RSI の各記事で解説しています。最初は移動平均線を 1〜3 本表示するところから始めると、チャートが煩雑になりません。
設定を定型チャートで他のチャートにコピーする
手順 3〜7 の設定はチャートごとに保持されます。1 つのチャートで設定を作ったら、定型チャート(テンプレート)として保存し、他のチャートに読み込みます。
- 設定が済んだチャートの上で右クリックし、「定型チャート」→「定型として保存」を選びます
- 分かりやすい名前を付けて保存します
- 他のチャートの上で右クリックし、「定型チャート」→ 保存した名前を選ぶと、同じ設定が反映されます


「Default」という名前で保存すると、新しく開くチャートに自動で適用されます。インジケーターの設定も一緒に保存されるため、銘柄を増やすときに設定をやり直す必要がなくなります。
設定後の表示例
7 つの手順を終えると、口座タイプに合った銘柄だけが気配値表示に並び、取引する銘柄のチャートがローソク足と自分の配色で整列した状態になります。

上の例は 1 時間足に、期間 20・75・200 の指数移動平均線(EMA)、エンベロープ(期間 14・偏差 0.25%)、MACD とストキャスティクス(標準設定)を表示したものです。インジケーターは多く重ねるほど判断が遅くなるため、使うものだけに絞ります。画面の各枠の名前は パソコン版 MT4 の画面の見方、チャートの表示手順のくわしい説明は MT4 で新規チャートを表示して見やすく設定する方法 で解説しています。
よくある質問
- 設定を初期状態に戻したいときはどうしますか
-
チャートの上で右クリックし、「定型チャート」→「Default」を読み込むと、そのチャートは初期の表示に戻ります。気配値表示の銘柄は、右クリックの「すべて表示」で全銘柄を表示し直せます。
- MT5 でも同じ設定ができますか
-
できます。気配値表示の右クリックは「銘柄一覧」、ターミナルは「ツールボックス」という名前で、ローソク足・自動スクロール・配色・定型チャートの操作は同じです。時間足は 21 種類から選べます。
- 設定は別のパソコンに引き継げますか
-
定型チャートのファイル(.tpl)を「ファイル」→「データフォルダを開く」→「templates」からコピーし、別のパソコンの同じフォルダに入れると引き継げます。
まとめ
- 最初に気配値表示を口座タイプに合った銘柄だけに絞る。目印は micro / # / . で、合わない銘柄は注文できない
- 取引する銘柄のチャートを 4 つまで開き、「ウィンドウの整列」で並べる
- ローソク足に変え、自動スクロールと右端移動を有効にし、時間足を取引スタイルに合わせる
- 配色とインジケーターを整えたら、定型チャートとして保存して他のチャートに読み込む
- 「Default」の名前で保存すると、新しいチャートに自動で適用される
7 つの手順を 1 つのチャートで済ませて定型チャートに保存し、取引する銘柄すべてに読み込んでみましょう。
