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MT4 の標準機能では、チャートを見ながら現在のスプレッドを確かめることができません。気配値表示の欄でスプレッドを表示する設定はありますが、チャートとは別の枠を見る必要があります。カスタムインジケーター「SpreadLabel.ex4」を入れると、チャートの右上にリアルタイムのスプレッドが文字で表示され、注文の直前に確かめられます。
スプレッドは売値と買値の差で、取引のたびにかかる実質のコストです。XMTrading(以下 XM)のスプレッドは変動制で、経済指標の発表前後や早朝、各国の祝日には通常の数倍に広がることがあります。SpreadLabel を入れておくと、広がっている時間帯の注文を避ける判断がチャート上でできます。
本記事では、スプレッドの見方、SpreadLabel の入手先、MT4 への導入手順、文字の色とサイズの変え方、表示されないときの確認点、スプレッドが広がる場面での使い方の順に解説します。Windows と Mac の MT4 で使え、MT5 とスマートフォンのアプリでは使えません。当サイトでの SpreadLabel.ex4 の配布は終了しました。
スプレッドとは
スプレッドは「買値(Ask)」と「売値(Bid)」の差で、新規注文の時点でその分の含み損から始まります。単位は pips で、ドル円なら 0.01 円が 1 pips です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 買値(Ask) | 買い注文が成立する価格。売値より高い |
| 売値(Bid) | 売り注文が成立する価格。チャートのローソク足は売値で描かれる |
| スプレッド | 買値と売値の差。取引ごとにかかる実質のコストで、業者の収益になる |
| 変動する場面 | 経済指標の発表前後、日本時間の早朝、週明けの直後、各国の祝日、相場の急変時 |
XM のスプレッドは口座タイプで水準が違い、KIWAMI極口座と Zero 口座はスタンダード口座より狭い設定です。具体的な数値は時期と銘柄で変わるため、MT4 の気配値表示か公式サイトの各銘柄ページで確かめます。口座タイプごとの違いは XM の口座タイプの比較 で解説しています。
SpreadLabel の入手先
SpreadLabel.ex4 は MT4 用の無料のカスタムインジケーターで、MQL5 コミュニティのコードベースや、インジケーターを配布しているサイトから入手できます。当サイトでのファイルの配布は終了しました。
- 入手するのは「SpreadLabel.ex4」または同名の「.mq4」ファイルです。mq4 はソースコードで、MT4 に入れると自動でコンパイルされます
- MT4 用のファイル(.ex4 / .mq4)は MT5 では動きません。MT5 で同じ機能が欲しい場合は MT5 用のスプレッド表示インジケーターを別に探します
- 配布元が明らかで、動作の説明があるものを選びます。出所の分からないファイルは使いません
MT4 に標準で入っていないカスタムインジケーターは、動作が不安定なものや、悪意のあるプログラムが含まれるものがあります。配布元を確かめ、実際の口座で使う前にデモ口座で動作を確かめてみましょう。使用は自己責任です。
MT4 に導入する手順
導入は、ファイルを MT4 のインジケーターのフォルダに入れて、MT4 を再起動するだけです。20 秒ほどで終わります。
手順 1. データフォルダを開く
MT4 の上部メニューから「ファイル」→「データフォルダを開く」を選びます。MT4 が使っているフォルダがエクスプローラーで開きます。

手順 2. Indicators フォルダにファイルを入れる
開いたフォルダの「MQL4」→「Indicators」を開き、入手した SpreadLabel.ex4 をその中に移動します。ファイルを切り取って貼り付けるか、ドラッグ・アンド・ドロップで移せます。

手順 3. MT4 を再起動してチャートに適用する
MT4 をいったん終了して起動し直すと、ナビゲーターの「インディケータ」に SpreadLabel が表示されます。表示したいチャートにドラッグ・アンド・ドロップすると、チャートの右上にスプレッドが表示されます。

再起動の代わりに、ナビゲーターの「インディケータ」を右クリックして「更新」を押しても読み込まれます。パソコンの再起動は不要です。表示されるのは適用したチャートの銘柄のスプレッドなので、確かめたい銘柄ごとに適用します。
文字の色とサイズを変える
SpreadLabel の文字は標準で白色です。背景が白いチャートでは文字が背景に溶けて見えないため、色を変えます。
- SpreadLabel を適用したチャートの上で右クリックし、「表示中のインディケータ」を開きます
- 一覧の「SpreadLabel」をダブルクリックし、「パラメーターの入力」タブを開きます
- 「Object_Color」で文字の色、「Object_FontSize」で文字の大きさを変えて「OK」を押します

文字の大きさは 14 が標準で、数字を大きくすると文字も大きくなります。黒い背景のチャートでは白や黄色、白い背景のチャートでは黒や青が見やすい色です。表示位置はチャートの右上に固定で、変更の設定はありません。
表示されないときの確認点
チャートにスプレッドが出ないときは、ファイルの置き場所と読み込みの状態を順に確かめます。
- ナビゲーターに SpreadLabel が出ない: ファイルが「MQL4」→「Indicators」に入っているかを確かめ、MT4 を再起動する。「MQL4」直下や「Experts」に入れると認識されない
- 適用したのに文字が見えない: 文字の色がチャートの背景と同じ。パラメーターで色を変える
- 数字が動かない: 市場が閉まっている時間帯か、MT4 がサーバーに接続していない。右下の接続状況を確かめる
- Mac の MT4 で動かない: Mac 版でも動くが、フォルダの開き方が異なる。「ファイル」→「データフォルダを開く」から同じ「MQL4」→「Indicators」に入れる
MT4 の画面の各枠の名前と場所は パソコン版 MT4 の画面の見方 で解説しています。
スプレッドが広がる場面での使い方
SpreadLabel は、注文の前にスプレッドが平常時の水準かを確かめる用途に向いています。広がっている間は、その分だけ不利な価格で約定します。
| 場面 | 起きること | 対応 |
|---|---|---|
| 経済指標の発表前後 | 数分間スプレッドが数倍に広がる | 発表の直前直後の新規注文を避け、平常の水準に戻ってから注文する |
| 日本時間の早朝(6〜8 時ごろ) | 市場参加者が少なく広がりやすい | 保有中のポジションの損切りが早朝に掛かりやすいことを踏まえ、幅に余裕を持たせる |
| 週明けの直後 | 窓開けと同時に広がる | 週明け直後の成行注文を避ける |
| 各国の祝日 | 流動性が下がり、1 日を通して広い | 取引する銘柄の市場の祝日を確かめる |
平常時のスプレッドの水準は、気配値表示で銘柄を右クリックして「スプレッド」の列を表示すると一覧で確かめられます。SpreadLabel は取引中の銘柄の変化をチャート上で追う道具、気配値表示は銘柄同士を比べる道具、と使い分けます。取引時間と休場日は XM の取引時間一覧、注文の操作は MT4 で注文と決済をする方法 で解説しています。
よくある質問
- MT5 やスマートフォンのアプリでも使えますか
-
使えません。SpreadLabel.ex4 は MT4 用のカスタムインジケーターで、MT5 とスマートフォンの MT4/MT5 アプリでは動きません。MT5 では MT5 用のスプレッド表示インジケーターを別に探します。
- 気配値表示にスプレッドを出す方法はありますか
-
あります。気配値表示の上で右クリックし、「スプレッド」にチェックを入れると、銘柄ごとのスプレッドの列が表示されます。チャートを見ながら確かめたい場合に SpreadLabel を使います。
- 表示されるスプレッドの単位は何ですか
-
ポイント(小数点以下の最小単位)で表示されます。ドル円のように小数点以下 3 桁で表示される銘柄では、10 ポイントが 1 pips です。
まとめ
- SpreadLabel.ex4 は MT4 のチャート右上に現在のスプレッドを表示するカスタムインジケーターで、MT4 のみ対応
- ファイルは MQL5 コミュニティなどから入手し、「MQL4」→「Indicators」に入れて MT4 を再起動すると使える
- 文字の色とサイズはパラメーターで変えられ、白い背景のチャートでは色を変えないと見えない
- 表示されないときは、ファイルの置き場所、再起動、文字の色、サーバーとの接続を順に確かめる
- 経済指標の前後や早朝、週明け直後はスプレッドが広がるため、注文の前に表示を確かめる
チャートに SpreadLabel を出しておき、平常時の水準に戻っているのを見てから注文してみましょう。

