スマホ版MT4アプリで注文と決済をする方法、iPhoneの画面で

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スマートフォン版の MT4 アプリは、パソコン版より機能が絞られている分、注文と決済は数回のタップで済みます。気配値かチャートで銘柄を選んで「トレード」をタップし、ロット数を入力して「Sell by Market」か「Buy by Market」をタップすると成行注文が送られます。予約注文は「マーケット実行」の欄で注文の種類を切り替えて価格を入力します。

決済は画面下の「トレード」タブでポジションを長押しし、「クローズ」をタップして開く画面で「Close with」のボタンを押します。ストップロス(損切り)とテイクプロフィット(利食い)は注文時にも、あとから「注文変更」でも設定できます。XMTrading(以下 XM)の口座タイプによって 1 ロットの通貨量が違うため、数量の単位を確かめてから発注します。

本記事では、成行注文の手順、ロットの単位、指値・逆指値の 4 種類、損切りと利食いの設定、決済と分割決済、注文の変更と削除の順に解説します。iPhone の MT4 アプリの画面で説明しますが、Android と MT5 のアプリも項目の名前と並びが少し違うだけで流れは同じです。パソコン版の操作は別の記事で解説しています。

目次

成行注文の手順

成行注文はその時点の価格ですぐに約定する注文です。アプリにログインしてから、銘柄の選択、数量の入力、売り買いの選択の順に進めます。

手順 1. 「トレード」をタップして注文画面を開く

気配値の画面で取引したい銘柄をタップして「トレード」を選ぶか、その銘柄のチャートをタップして「トレード」を選びます。どちらでも同じ注文画面が開きます。

気配値かチャートからトレードをタップする

手順 2. ロット数を入力する

注文画面の上部に表示された銘柄が取引したいものかを確かめ、「マーケット実行」の下の数字をタップしてロット数を入力します。「+」「−」のボタンで 0.01 ずつ増減できます。

注文画面のロット数の入力欄
口座タイプ1 ロットの通貨量0.01 ロットの通貨量銘柄名の目印
スタンダード100,000 通貨1,000 通貨目印なし(例: USDJPY)
マイクロ1,000 通貨10 通貨末尾に micro
KIWAMI極100,000 通貨1,000 通貨末尾に #
Zero100,000 通貨1,000 通貨末尾に .

国内 FX の 1 ロット(10,000 通貨)と同じつもりでスタンダード口座に「1」と入力すると、10 倍の取引量になります。初めのうちは 0.01〜0.1 ロットで操作を確かめます。

手順 3. 「Sell by Market」か「Buy by Market」をタップする

売りなら「Sell by Market」、買いなら「Buy by Market」をタップします。タップした時点で注文が送られ、確認画面は表示されません。

成行注文のボタン

たとえばユーロドル(EURUSD)で、ユーロが米ドルに対して下がると考えるなら売り、上がると考えるなら買いです。約定すると「トレード」タブにポジションが表示されます。

指値・逆指値注文の手順

価格を指定して予約する注文は、注文画面の「マーケット実行」をタップして注文の種類を切り替えます。ロット数の入力までは成行注文と同じです。

注文の種類の選択画面
注文の種類内容入力する価格
Buy Limit(指値買い)価格が下がったところで買う現在値より低い価格
Sell Limit(指値売り)価格が上がったところで売る現在値より高い価格
Buy Stop(逆指値買い)価格が上がったところで買う現在値より高い価格
Sell Stop(逆指値売り)価格が下がったところで売る現在値より低い価格

種類を選ぶと「価格」の欄が表示されるので、約定させたい価格を入力して「発注」をタップします。銘柄とロット数に間違いがないかを確かめてから発注します。

指値注文の入力画面
注意

「発注」のボタンが灰色で押せないときは、注文の種類と価格の向きが合っていません。Buy Limit に現在値より高い価格を入れるのが典型で、現在値より低い価格に直すと押せるようになります。現在値に近すぎる価格も受け付けられないため、その場合は少し離した価格にします。

MT5 のアプリでは、価格が一定の水準を超えたあとに指値を出す「Buy Stop Limit」「Sell Stop Limit」も選べます。

注文と同時に損切りと利食いを設定する

注文画面の「ストップロス(S/L)」に損切りの価格、「テイクプロフィット(T/P)」に利食いの価格を入力すると、新規注文と同時に決済の予約が入ります。片方だけでも、両方空欄でも発注できます。

ストップロスとテイクプロフィットの入力欄
  • ストップロス: 損失を限定する価格。買いなら現在値より低く、売りなら現在値より高く入れます
  • テイクプロフィット: 利益を確定する価格。買いなら現在値より高く、売りなら現在値より低く入れます
  • どちらもサーバー側で管理されるため、アプリを閉じていても価格に達すれば決済されます

たとえばドル円を 150.00 円で指値買いし、151.00 円で利食い、149.00 円で損切りという予約を、1 回の発注で入れられます。相場を見られない時間にポジションを持つときは、ストップロスを入れておくのが基本です。

決済する手順

決済は「トレード」タブから行います。成行で閉じる方法と、数量を減らして一部だけ閉じる分割決済があります。

  1. 画面下の「トレード」タブをタップします
  2. 決済したいポジションを長押し(2 秒ほど)し、表示されたメニューの「クローズ」をタップします
  3. 決済画面で価格の動きを見ながら「Close with …」のボタンをタップすると、その時点の価格で決済されます
  4. 数量を保有量より小さくしてから「Close with …」をタップすると、その分だけを閉じる分割決済になります
ポジションを長押ししてクローズをタップする
Close with のボタン

決済されたポジションは「トレード」タブから消え、「履歴」タブに移ります。価格を指定して決済したいときは、次の「注文変更」でストップロスとテイクプロフィットを入れます。

注文の変更と削除

保有中のポジションの損切りと利食いの追加・変更、約定前の予約注文の削除は、「トレード」タブの長押しメニューから行います。

ストップロスとテイクプロフィットの変更

ポジションを長押しして「注文変更」をタップし、「ストップロス」「テイクプロフィット」に価格を入力して「注文変更」をタップします。有効期限のある予約注文は「有効期限」も設定できます。注文の種類(Buy Stop から Buy Limit など)はあとから変えられないため、変えたいときは削除して出し直します。

注文変更の画面

約定前の予約注文の削除

「トレード」タブで削除したい予約注文(オーダー)を長押しし、「削除」をタップします。確認画面でもう一度「削除」をタップすると取り消されます。約定済みのポジションは削除できず、決済で閉じます。

予約注文の削除

ストップロスとテイクプロフィットの取り消し

削除の項目はなく、「注文変更」で価格の欄を空欄(設定なし)にして「注文変更」をタップすると取り消されます。

ストップロスとテイクプロフィットの取り消し

パソコン版の注文と決済は MT4 で注文と決済をする方法、気配値に銘柄を追加してチャートを開く操作は スマホ版 MT4 アプリの通貨ペアの追加と整理、別の口座への切り替えは スマホ版 MT4/MT5 アプリのログイン方法 で解説しています。ログインできないときは スマホ版 MT4/MT5 でログインできない原因、インジケーターの表示は スマホ版 MT4/MT5 アプリにインジケーターを表示する方法 にまとめています。

アプリの「トレード」タブの上部には、残高、クレジット(ボーナス)、有効証拠金、余剰証拠金、証拠金維持率が表示されます。証拠金維持率が 20% を下回るとロスカットになるため、ポジションを持っている間はこの欄を確かめる習慣をつけます。損失は実際に発生し、ストップロスは損失を限定する手段であって利益を保証するものではありません。

よくある質問

注文画面の「発注」が押せません

注文の種類と価格の向きが合っていないか、価格が現在値に近すぎます。Buy Limit と Sell Stop は現在値より低い価格、Sell Limit と Buy Stop は現在値より高い価格を入れます。成行注文のボタンが押せないときは、ロット数が銘柄の最小取引量に合っていません。

決済した価格が画面の価格と違います

成行決済はタップした瞬間ではなく、サーバーに届いた時点の価格で約定します。値動きの速い場面ではその差が出ます。「Close with …」のボタンに表示されている価格は目安です。

MT5 のアプリでも同じ操作ですか

同じです。項目の名前が一部違い、MT5 では注文の種類に Buy Stop Limit と Sell Stop Limit が加わります。MT4 の口座で MT5 のアプリにはログインできないため、口座に合ったアプリを使います。

まとめ

  • 成行注文は、気配値かチャートの「トレード」→ ロット数を入力 → 「Sell by Market」か「Buy by Market」の 3 ステップ
  • 1 ロットの通貨量は口座タイプで違い、スタンダードは 100,000 通貨、マイクロは 1,000 通貨
  • 予約注文は「マーケット実行」をタップして Buy Limit / Sell Limit / Buy Stop / Sell Stop から選び、価格の向きを合わせる
  • ストップロスとテイクプロフィットは注文時にも「注文変更」からも設定でき、空欄にすると取り消せる
  • 決済は「トレード」タブでポジションを長押し →「クローズ」→「Close with …」。数量を減らせば分割決済

まずは 0.01 ロットで新規注文から決済までを一往復し、ストップロスの入れ方まで確かめてみましょう。

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