XMの利用規約違反になる取引と処分、注意すべき8つの禁止事項

※本記事にはプロモーションが含まれます

XMTrading(以下 XM)で利用規約違反と判断される取引は、ゼロカット(マイナス残高のリセット)やボーナスの仕組みを利用して、損失を限定しながら利益だけを伸ばす形の取引です。同一口座内の両建てや通常の取引で利益を出すことは違反ではなく、禁止されているのは口座や業者をまたいで売りと買いを分ける両建て、裁定取引、接続遅延やレートの誤配信を利用した取引、ボーナスや XM ポイントの不正取得です。

違反と判断されると、XM の裁量で最大レバレッジの制限、利益の取り消し、出金の停止、口座の凍結、永久閉鎖と以後の口座開設の拒否が行われます。悪意がなくても取引の形が該当すれば対象になるため、複数の口座や他の業者を併用している方は、意図せず禁止の形になっていないかを確かめておくと安心です。

本記事では、8 つの禁止事項の一覧と処分、両建ての線引き、裁定取引と接続遅延を利用した取引、ボーナスと XM ポイントの不正取得、経済指標や週明けの窓を狙った高レバレッジ取引、違反と判断されたときの処分と確認先の順に解説します。XM で複数の口座を使っている方と、EA(自動売買)を複数の口座や業者で動かしている方を対象にしています。規約の正本は会員ページの「法的文書」で、本記事は公開情報と XM の案内をもとにした整理です。

目次

禁止事項の一覧と処分

禁止事項は 8 つに分けられ、処分の重さは「ゼロカットやボーナスの仕組みを利用したか」で変わります。先に一覧で整理します。

禁止事項内容主な処分
複数口座間の両建て自分の別の口座で同じ銘柄の売りと買いを分ける利益の取り消し・口座凍結
他業者間の両建て他の FX 業者の口座と XM の口座で売りと買いを分ける利益の取り消し・口座凍結
グループ内の両建て・裁定取引家族・友人・サロンなどで売りと買いを分けて利益を分け合う全利益の没収・永久閉鎖
裁定取引価格差の歪みを利用した取引。自動売買によるものも含む利益の取り消し・口座凍結
接続遅延・レートエラーを利用した取引遅延や誤配信で市場価格とずれたレートでの約定を狙う該当取引の取り消し・口座凍結
ボーナス・XM ポイントの不正取得家族名義などでの複数回の受け取り、ポイント目的だけの両建てボーナスと利益の取り消し・永久閉鎖
窓開け・窓埋めだけを狙った取引高いレバレッジで週明けの窓の片方だけ利益を得る取引を繰り返す規約違反と判断されることがある
経済指標を狙った高レバレッジ取引発表の直前に上限に近いレバレッジで一方向に賭ける規約違反ではないが最大レバレッジの制限

同一口座内で同じ銘柄の買いと売りを同時に持つ両建ては許可されています。損益が口座の中で相殺され、ゼロカットの仕組みを利用できないためです。禁止されるのは、損失が出る側の口座でゼロカットを受け、もう一方で利益を伸ばせる形の取引です。

複数口座・他業者・グループ間の両建て

両建ての線引きは「同じ口座の中か、口座や業者をまたぐか」です。XM は 1 人 8 口座まで持てますが、口座をまたぐ両建ては 3 つの形すべてが禁止です。

複数口座間の両建て

自分の A 口座でドル円を買い、B 口座でドル円を売る取引です。経済指標などで相場が一方向に大きく動いたとき、損失側の口座はゼロカットで損失が限定され、利益側の口座では利益が伸びます。この差額分は XM の負担になるため禁止されています。取引ごとに貯まる XM ポイントを、損失を抑えたまま両方の口座で得られてしまうことも理由の 1 つです。

複数口座間の両建ての例

他業者間の両建て

A 業者でドル円を買い、XM でドル円を売る取引です。理由は複数口座間の両建てと同じで、ゼロカットを受ける側が XM だった場合、マイナス残高分を XM が負担することになります。MT4/MT5 を使う業者同士では取引の形が判別されるとされ、他の業者だから分からないという前提は成り立ちません。

他業者間の両建ての例

グループ内の両建て・裁定取引

自分がドル円を買い、友人がドル円を売って、得た利益を分け合う取引です。過去に FX サロンのグループがチームに分かれて裁定取引を行い、出金の段階で発覚して全利益の没収と口座の永久閉鎖の処分を受けた事例があります。処分は関係する全員の口座が対象になります。

グループ内の両建ての例

時間差でたまたま別の口座に反対のポジションを持ってしまった、EA が別の口座で反対の売買をしてしまった、といった一時的な両建ては、悪用と判断されない限り違反として扱われないのが一般的です。ただし判断は状況と担当者によって異なるため、気づいた時点で片方を決済して解消し、繰り返さない運用にしてみましょう。

裁定取引と接続遅延を利用した取引

裁定取引と接続遅延を利用した取引は、業者側が不利になる価格で約定させる点が共通しています。両建てと違って同一口座内でも禁止です。

裁定取引(アービトラージ)

同じような値動きをする銘柄の価格差に歪みが生じたときに、割高な方を売り、割安な方を買い、価格差が縮んだところで反対売買をして利ざやを得る手法です。自動売買で歪みの発生時に自動的に仕掛けることもできますが、XM ではやり方を問わずすべての裁定取引が禁止されています。悪用した裁定取引だけを見分けるのが難しいためです。ドル円とドルカナダのように相関の高い通貨ペアを組み合わせる通常の取引は、裁定取引には当たりません。

裁定取引の例

接続遅延・レートエラーを利用した取引

経済指標の発表時などに注文が集中すると、市場価格を反映していないレートで約定することがあります。サーバーや取引環境に意図的に負荷をかけて遅延を起こし、この誤ったレートで利益を得る取引は禁止で、該当する取引は取り消しの対象になります。XM はサーバーを強化しており、通常の取引で遅延が起きることはまれです。

接続遅延を利用した取引の例

ボーナスと XM ポイントの不正取得

ボーナスと XM ポイントは、顧客の取引で発生するスプレッドの一部から提供されています。悪用されると XM の損失に直結するため、処分は永久閉鎖まで含む重いものになります。

  • 家族や友人の名義、別のメールアドレスで口座開設ボーナスを複数回受け取る行為。口座開設ボーナスは 1 人 1 回です
  • 同じ人が複数のプロフィール(アカウント)を登録する行為。追加口座は 1 つのアカウントの中で作ります
  • XM ポイントを貯める目的だけで、同一口座内で売りと買いを繰り返す取引。5 分未満の決済にはポイントが付きません
  • 裁定取引や両建てで損失を抑えたまま XM ポイントを得る取引

XM は注文を自社で受けない NDD 方式を採用しているため、収益は顧客の取引のスプレッド分に限られます。不正な受け取りは登録情報や IP アドレスで確認され、発覚するとボーナスと利益の取り消しに加えて、以後の口座開設も拒否されます。ボーナスの種類と正しい受け取り方は XM のボーナス一覧と受け取り方 で解説しています。

注意

過去に XM の口座を持っていた人が、閉鎖後に新しいプロフィールを登録し直すと重複登録の扱いになります。口座が閉鎖されてもアカウントは残るので、同じログイン情報で会員ページに入り、追加口座を作るのが正しい手順です。

経済指標と週明けの窓を狙った高レバレッジ取引

経済指標の発表を狙った高レバレッジ取引は規約違反ではありませんが、続けていると XM の判断で最大レバレッジが 1,000 倍から 100 倍などに下げられます。窓開けだけを狙った取引は、ゼロカットの仕組みを利用する形になると規約違反と判断されます。

米雇用統計のような重要指標の直前に、上限に近いレバレッジで一方向に注文を入れる取引は、上がるか下がるかに賭ける形になります。相場が反対に動いてマイナス残高になると、その分を XM が負担することになるため、制限の対象です。

雇用統計の発表時の値動きの例

週明けの窓は、週末を挟んだ金曜の終値と月曜の始値の価格差です。高いレバレッジで週末に両建てをして、窓が開いた方向の片方だけ利益を得る取引は、もう片方がゼロカットになる形になるため、繰り返すと規約違反と判断されます。通常の取引で週をまたいでポジションを持ち越すことは問題ありません。

週明けの窓の例

レバレッジの制限は、残高が一定額を超えたときの自動的な引き下げとは別に、取引内容を理由に行われます。制限されると会員ページのメッセージで通知され、解除は XM の判断によります。マイナス残高の扱いは FX で口座残高がマイナスになるとは で解説しています。

違反と判断されたときの処分と確認先

違反の判定は、大きな金額のまとまった注文が同時に入るなどの取引パターンをシステムが検出し、XM の担当部門が判断する流れです。処分は会員ページのメッセージとメールで通知されます。

  1. 通知の内容を確かめます。該当する取引、処分の種類(レバレッジ制限・利益の取り消し・出金停止・凍結)、理由が記載されています
  2. 心当たりがない場合は、会員ページのライブチャットかメールで、該当する取引の日時と注文番号を挙げて確認します
  3. 複数の口座や EA を使っている場合は、同じ銘柄の反対ポジションが別の口座や業者にないかを見直し、あれば解消します
  4. 凍結や永久閉鎖の処分は原則として解除されません。残高の出金の可否は通知の内容に従います

規約の正本は会員ページのマイ・プロフィールにある「法的文書」(英語)で、取引に関する方針はそこで確かめられます。判断に迷う取引は、実行する前にライブチャットで確認しておくと処分を避けられます。

凍結と、90 日間の未使用で起きる休眠・閉鎖は原因も対処も別物です。違いは XM の口座が休眠・凍結になる条件 で解説しています。

よくある質問

同一口座内の両建ては違反になりますか

なりません。同じ口座の中で同じ銘柄の買いと売りを持つ両建ては許可されています。違反になるのは、XM ポイントやボーナスを貯める目的だけで売りと買いを繰り返す場合です。

EA を 2 つの口座で動かしていて、結果的に両建てになっていました

意図せず一時的に両建てになった場合は、解消すれば違反として扱われないのが一般的です。ただし繰り返し発生すると不正目的と判断されることがあるため、同じ銘柄で反対の売買をする設定になっていないか見直し、片方を決済して解消します。

利益を出しすぎると口座が凍結されますか

通常の取引で利益を出したことを理由に凍結されることはありません。凍結の対象は本記事の禁止事項に該当する取引で、規約に沿った取引であれば利益の額は問われません。

まとめ

  • 禁止されるのは、口座・業者・グループをまたぐ両建て、裁定取引、接続遅延やレートエラーを利用した取引、ボーナスと XM ポイントの不正取得
  • 同一口座内の両建てと、通常の取引で利益を出すことは違反にならない
  • 経済指標の直前の高レバレッジ取引は最大レバレッジの制限、窓開けだけを狙った取引は規約違反と判断されることがある
  • 処分は利益の取り消し・出金停止・凍結・永久閉鎖で、グループの場合は関係者全員が対象
  • 通知が届いたら会員ページのメッセージで理由を確かめ、心当たりがなければライブチャットで確認する

複数の口座や業者を使うときは、同じ銘柄の反対ポジションを持たない運用にして、判断に迷う取引は実行前にサポートへ確認してみましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次