XM(XM Trading)の取引口座は、「Micro口座」「Standard口座」「Zero口座」「KIWAMI極口座」の4種類の口座タイプがあり、それぞれ取引単位や最大レバレッジなどが異なります。
3種類の口座タイプからどのXM口座を選んでも取引は可能ですが、自分の投資金や取引スタイルに合わせて適切な口座タイプを選んだ方が取引しやすくなります。
この記事では、XM口座タイプの選び方を比較表と合わせてご紹介していきます。
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目次
XM 口座タイプ比較表
Micro口座 | Standard口座 | Zero口座 | KIWAMI極口座 | |
---|---|---|---|---|
口座通貨 | USD, EUR, JPY | USD, EUR, JPY | USD, EUR, JPY | USD, EUR, JPY |
最大レバレッジ | 1000倍 | 1000倍 | 500倍 | 1000倍 |
1ロット単位 | 1,000通貨 | 100,000通貨 | 100,000通貨 | 100,000通貨 |
最大取引量 | 100ロット | 50ロット | 50ロット | 50ロット |
最小取引量 | 0.01ロット(MT4) 0.1ロット(MT5) | 0.01ロット | 0.01ロット | 0.01ロット |
最大保有可能数 | 200ポジション | 200ポジション | 200ポジション | 200ポジション |
入金額以上の損失 | なし | なし | なし | なし |
最低入金額 | $5 | $5 | $5 | $5 |
取引手数料 | 無料 | 無料 | 1ロット取引毎/片道$5 | 無料 |
入出金手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
口座維持手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
複数口座開設 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
平均スプレッド(ドル円) | 1.6pips | 1.6pips | 0.3pips | 0.6pips |
平均取引コスト(ドル円) | 1.6pips | 1.6pips | 0.8pips | 0.6pips |
注文方式 | NDD | NDD | ECN | NDD |
両建て | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
スキャルピング | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
取引ツール | MT4 / MT5 | MT4 / MT5 | MT4 / MT5 | MT4 / MT5 |
FX通貨ペア | 57通貨 | 57通貨 | 55通貨 | 55通貨 |
CFD取引 | 33銘柄 | 33銘柄 | 不可 | 不可 |
貴金属取引 | 4銘柄 | 4銘柄 | 2銘柄 | 2銘柄 |
ロスカット水準 | 20%以下 | 20%以下 | 20%以下 | 20%以下 |
マージンコール | 50% | 50% | 50% | 50% |
信託保全 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
自動売買(EA) | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
ボーナス | 獲得可能 | 獲得可能 | 口座開設ボーナスのみ獲得可能 | 口座開設ボーナスのみ獲得可能 |
スワップ | 通常 | 通常 | 通常 | フリー |
※ 最大レバレッジは、基本1000倍ですが、口座残高が$20,001~$100,000になると200倍、$100,001~は100倍となります。
通貨単位とは?
通貨単位とは、その国の通貨単位のことを指します。1円なら1通貨となり、1万円なら10,000通貨です。
取引通貨単位は、取引する際の通貨単位です。例えば、ドル/円が1ドル100円のときに10万通貨取引する場合は、「10万通貨 × 100円 = 10,000,000円」という計算になり、10,000,000円分のドル円を取引するという意味になります。
しかし、実際に10,000,000円を用意する必要はなく、最大レバレッジ1000倍により「10,000,000円 ÷ 1000 = 10,000円」だけの資金で取引可能です。
XM Micro口座
XM Micro口座は、1ロット1,000通貨単位の取引口座です。
1ロットあたりの通貨量が1,000通貨と小さく、最低入金額も5ドル(500円)からなので、少額で取引する人におすすめの口座です。
最大レバレッジ: 1000倍
1ロット単位: 1,000通貨
最大取引量: 100ロット
最小取引量: 0.01ロット(MT4)、0.1ロット(MT5)
最低入金額: 5ドルから
平均スプレッド: 1.7pips
MT4/MT5の通貨ペア表記: 通貨ペアmicro(例:EURUSDmicro)
投資金に対する取引量と損益の目安
下記の表は、5万円以内の少額取引をした際、どのくらいの量の取引ができてどれくらいの損益を狙えるかを表しています。
損益は、ドル円を取引しており新規注文から50pipsの差になったときの損益例です。
投資金 (有効証拠金) | 取引ロット数 | 必要証拠金 | 証拠金維持率 | 50pipsの損益 |
---|---|---|---|---|
3,000円 | 2.00(2,000通貨) | 230円 | 1158% | 1,000円 |
5,000円 | 3.50(3,500通貨) | 402.5円 | 1104% | 1,750円 |
10,000円 | 7.00(7,000通貨) | 805円 | 1103% | 3,500円 |
50,000円 | 35.00(35,000通貨) | 4,025円 | 1103% | 17,500円 |
※最大レバレッジ1000倍でドル円115.00円のレートのときに売買
数千円の投資金では、損益も数百円~1,000円程度と少ないですが、1万円以上の投資金になると損益も数千円~数万円を狙うことができます。
証拠金維持率1,000%程(実効レバレッジ80倍)で取引できる量を算出しています。
証拠金維持率とは、必要証拠金に対する有効証拠金の残高の比率を言います。証拠金維持率が低いほど実効レバレッジが高くなりリスクも高くなります。
XM Standard口座
XM Standard口座は、1ロット10万通貨単位の標準的な取引口座です。
取引単位が1ロット10万通貨というのは、海外FX業者では一般的な取引単位です。ちなみに日本国内FX業者は1ロット1万通貨が標準です。
Micro口座との異なる点は、「取引単位と最大取引量」のみです。投資予定金額が5万円以上の場合におすすめの口座です。
最大レバレッジ: 1000倍
1ロット単位: 100,000通貨
最大取引量: 50ロット
最小取引量: 0.01ロット
最低入金額: 5ドルから
平均スプレッド: 1.7pips
MT4/MT5の通貨ペア表記: 標準
投資金に対する取引量と損益の目安
下記の表は、5万円以上の取引をした際、どのくらいの量の取引ができてどれくらいの損益を狙えるかを表しています。
損益は、ドル円を取引しており新規注文から50pipsの差になったときの損益例です。
投資金 (有効証拠金) | 取引ロット数 | 必要証拠金 | 証拠金維持率 | 50pipsの損益 |
---|---|---|---|---|
50,000円 | 0.35(35,000通貨) | 4,025円 | 1103% | 17,500円 |
70,000円 | 0.50(50,000通貨) | 5,750円 | 1081% | 25,000円 |
100,000円 | 0.70(70,000通貨) | 8,050円 | 1103% | 35,000円 |
500,000円 | 3.50(350,000通貨) | 40,250円 | 1103% | 175,000円 |
※最大レバレッジ1000倍でドル円115.00円のレートのときに売買
数万円~数十万円の資金(証拠金)で取引した場合、50pipsで数万円以上の損益を狙うことができます。
この目安表も証拠金維持率1,000%程で算出しているので、もしもっとリスクを取って取引した場合は、損益も目安表以上の額になります。
XM Zero口座
XM Zero口座は、スプレッド0(ゼロ)~と狭いスプレッドを提供するECN口座です。
狭いスプレッドを提供する代わりに、1ロット(10万通貨)取引毎/片道5ドルの手数料が発生します。0.1ロット(1万通貨)取引であれば片道0.5ドルの取引手数料です。
相場の状況や通貨ペアによっては、Micro口座やStandard口座よりも総合的なコストが安くなるため、特定の通貨ペアでスキャルピング取引をする人におすすめの口座です。
ただし、最大レバレッジは500倍、ボーナス権利なし、CFD銘柄取引不可の制限があるのがデメリットです。
最大レバレッジ: 500倍
1ロット単位: 100,000通貨
最大取引量: 50ロット
最小取引量: 0.01ロット
最低入金額: 5ドルから
平均スプレッド: 0.1pips
取引手数料: 1ロット取引毎/片道$5
CFD取引: 不可
ボーナス: なし
MT4/MT5の通貨ペア表記: 通貨ペア.(例:EURUSD.)ZRグループ内
投資金に対する取引量と損益の目安
下記の表は、5万円以上の取引をした際、どのくらいの量の取引ができてどれくらいの損益を狙えるかを表しています。
最大レバレッジ500倍、売買手数料を含めた損益例です。
投資金 (有効証拠金) | 取引ロット数 | 必要証拠金 | 証拠金維持率 | 50pipsの損益 |
---|---|---|---|---|
50,000円 | 0.19(19,000通貨) | 4,370円 | 1144% | 9,282円 (218円手数料) |
70,000円 | 0.30(30,000通貨) | 6,900円 | 1014% | 14,655円 (345円手数料) |
100,000円 | 0.40(40,000通貨) | 9,200円 | 1087% | 19,540円 (460円手数料) |
500,000円 | 2.00(200,000通貨) | 46,000円 | 1087% | 97,700円 (2,300円手数料) |
※最大レバレッジ500倍でドル円115.00円のレートのときに売買
XMStandard口座の「投資金に対する取引量と損益の目安」を比較しても分かる通り、XM Zero口座は50pipsに対する損益額が大幅に少なくなっています。
この理由は、XM Zero口座の最大レバレッジが500倍なので、証拠金維持率を1000%程にした場合、取引できる量がStandard口座より少なくなるためです。
最大レバレッジや取引手数料、ボーナス対象外のデメリットを理解し、スプレッドのコストを抑えてスキャルピング取引をしたい人にはXM Zero口座は向いていますが、少額で大きな取引をしたい人には活かせない口座です。
XM KIWAMI極口座
XM KIWAMI極口座は、スプレッド0.6pips(ドル円)と狭いスプレッドで取引手数料無料なので、取引コストが安い口座です。
さらに、最大レバレッジ1000倍を利用可能で、スワップフリーなので、マイナススワップを支払う必要もありませんし、レバレッジ500倍に制限されたZero口座よりも少ない証拠金で取引が可能です。
人気の主要通貨ペア含めた厳選された通貨ペアにおいてスワップフリーです。そのため、スイングトレードや中長期トレードにもオススメの口座です。
ただし、ボーナス対象外なし、CFD銘柄取引不可の制限があるのがデメリットです。
最大レバレッジ: 1000倍
1ロット単位: 100,000通貨
最大取引量: 50ロット
最小取引量: 0.01ロット
最低入金額: 5ドルから
平均スプレッド: 0.1pips
取引手数料: 1ロット取引毎/片道$5
CFD取引: 不可
ボーナス: なし
MT4/MT5の通貨ペア表記: 通貨ペア#(例:EURUSD#)KIWAMIグループ内
XMの口座タイプの選び方のまとめ
XMは3種類の口座タイプから選んで口座開設する
マイクロとスタンダードの違いは、主に取引単位だけ
XM Zero口座は狭いスプレッドを提供するがデメリットも多い
1万円以内の少額資金で投資する場合は、Micro口座がおすすめ
ボーナス活用して取引したい場合は、Standard口座がおすすめ
マイナススワップを支払いたくない場合は、KIWAMI極口座がおすすめ
口座タイプに悩んだら「Standard口座」を開設すれば問題ない
口座タイプで悩んだら、とりあえずStandard口座で開設しておけば問題ありません。Standard口座は、0.01ロット(1,000通貨)でも取引できるので、5万円以内の少額でも投資可能です。
XMは後から簡単に追加口座を開設できるので、最初はStandard口座で開設し、慣れてきたらMicro口座やXM Zero口座を追加開設することもできます。
また、XM Zero口座はボーナス対象外なので、新規リアル口座開設ボーナスがもらうためにもStandard口座で開設した方が無難でしょう。