MT4とは、MetaTrader4(メタトレーダー4)の略称で、外国為替証拠金取引に世界的に広く利用されている高機能取引プラットフォーム(取引ツール/アプリ)です。
MT4は、ロシアのソフトウェア会社「MetaQuotes Software Corp」が開発しており、2005年にMT4がリリースされました。現在も定期的にバージョンアップされ、更に使いやすく高機能になり続けています。
MT4は、チャート表示、標準インジケーター、カスタムインジケーター、ライブニュース、メール配信、自動売買、自動売買システム開発など多くの機能が無料で利用できます。
尚、2011年にはMT4の次世代版としてMT5(MetaTrader5)がリリースされていますが、MT4とMT5は全く異なるシステムで作られているので互換性はありません。
目次
MT4は世界で最も利用されているFX取引ツール
MT4は、全世界600以上の金融業者や銀行でMT4が利用され、利用者数は4,000万人を超える程の人気があります。
金融業者や銀行だけではなく、その操作性の高さや動作の軽さから個人でも初心者から上級者まで幅広く利用されています。
MT4は、パソコン用のソフトウェアの他、スマートフォンやタブレット端末用のアプリもあります。
スマートフォン/タブレット用のMT4アプリは、カスタムインジケーターを使うことはできませんが、外出先で簡単に取引をすることが可能です。
MT4のメリットと人気の理由
無料で利用可能
動作が軽く操作も簡単で快適に取引できる
50種類以上のインジケーターを標準搭載
オリジナルのカスタムインジケーターも利用可能
MT4から複数のFX業者の口座へログイン可能
システムトレード(自動売買)も無料で利用可能
自動売買のプログラムを自作することもできる
インジケーターを自作することもできる
カスタマイズしたチャートを複数表示可能
MT4が世界的に人気の理由としては、やはり高機能でありながらも動作が軽く無料で利用できる点でしょう。
それほどスペックが高くないパソコンでも動作が軽くて取引もスムーズに行えますし、様々なインジケーターをチャートに表示して、自分用にカスタマイズしたチャートでテクニカル分析をすることができます。
更に、自動売買にも対応しているので、MT4標準搭載されている自動売買プログラムをそのまま使うこともできますし、誰かが開発した自動売買プログラムを購入して利用することもできます。
取引の幅が広がるのもMT4の魅力の一つです。
MT4のデメリット
MT4に慣れるまで少し時間がかかる
多機能すぎるので全ての機能を使うことは難しい
ニュース機能はあまり意味がない
MT4が止まれば自動売買も止まる
スマホやタブレットのMT4アプリは簡易的
MT4は無料かつ高機能がメリットであるものの、高機能がゆえに慣れるまで少し時間がかかるというデメリットもあります。
しかし、最低限の基本操作ならば、数回デモ口座で練習をすれば、FX初心者でもすぐに慣れることができます。
難しいのは、自動売買機能やメール配信機能などプログラムなどを利用する場合だけです。普通の取引するには、この機能は使わないので問題ありません。
また、スマートフォンやタブレット端末用のMT4アプリは、標準インジケーターは利用できますが、オリジナルのカスタムインジケーターが利用できません。自動売買にも対応していないので、基本的な取引だけに制限された機能だけが利用できるようになっています。
パソコン用の高機能MT4ソフトウェアを使うより、初心者の方はスマートフォン/タブレット端末用のMT4アプリを使った方が使いやすいかもしれません。
MT4を使ってできること
複数チャートを同時表示して自由にテクニカル分析ができる
新規注文・決済はもちろんのこと予約注文もできる
標準搭載50種類以上のインジケーターを利用できる
カスタムインジケーターを自由に追加・削除できる
MT4一つで複数の口座を使い分けることができる
アラート通知・メール配信機能を使うことができる
自動売買をすぐに利用できる
自動売買プログラムをバックテストで検証できる
インジケーター・EAを自作することもできる
MT4は多くの機能が標準で備わっているので、上記のように幅広いことができるようになります。
しかし、多機能だからといって全ての機能を使う必要もなく、「チャート表示・テクニカル分析・注文/決済」と最低限の機能だけを利用することもできます。
初心者でも比較的簡単に操作ができますし、ほとんどの海外FX業者がMT4で取引が可能なので、FX業者毎に取引ツールの使い方を覚える必要もありません。
MT4(MetaTrader4)の使い方
MT4のダウンロード/インストールと新規注文と決済の基本的な操作方法は、下記のリンクから参考頂けます。