MT4の標準機能では、チャートでリアルタイムのスプレッドを確認することができませんが、カスタムインジケーターである「SpreadLabel.ex4」をMT4へ導入することで、MT4のチャートに現在のスプレッドを自動表示させることができるようになります。
スプレッドが広がる経済指標のときや各国の祝日に、取引しようとしている通貨ペア(銘柄)が、どのくらいのスプレッドなのかを確認しながら取引に役立てることが可能です。
そんな現在のスプレッドをリアルタイムでMT4チャート上で確認できる「SpreadLabel.ex4」の使い方をご紹介します。
スプレッドとは
スプレッドとは、「売値(bid」と「買値(ask)」の差を表しています。このスプレッドが実質FX会社の手数料となります。
スプレッドは常に変動しており、重要な経済指標のときなどは需給のバランスが崩れるため、スプレッドが広がる傾向があります。(固定スプレッドを提供するFX会社も有り)
目次
SpreadLabel.ex4のダウンロード
「SpreadLabel.ex4」は、下記のリンクから直接ダウンロード可能です。
SpreadLabel.ex4をMT4にインストール
ダウンロードしたSpreadLabel.ex4をMT4にインストールする作業をしていきます。インストールも面倒なことはなく20秒程で完了します。
MT4の画面上メニューから[ファイル]→[データフォルダを開く]を選択します。
[MQL4]→[Indicators]を開き、先ほどダウンロードした[SpreadLabel.ex4]ファイルを[Indicators]フォルダに移動させます。
(「Ctrl+X」のショートカットキーでファイルを切り取り、「Ctrl+V」でファイルの貼り付けができます。)
MT4を再起動した後、MT4画面左側枠のナビゲーターにある[SpreadLabel]を適用させたいチャートにドラッグ&ドロップして完了です。
新しいインジケーターをインストールした場合は、インジケーターを表示させるため、必ずMT4を再起動する必要があります。(パソコンは再起動しなくても大丈夫です。)
スプレッド表示のテキスト色とサイズも変更可能
「SpreadLabel.ex4」は、標準ではテキストが白色になっています。
もし、背景が白色のチャートの場合、テキストの白色と重なり見えなくなってしまいます。(スプレッドが表示されていないように見えてしまいます。)
スプレッドが見えない、見えづらいときは、テキストの色やサイズを変更することで解決できます。
SpreadLabel.ex4のテキスト色とサイズの変更方法
[SpreadLabel]が適用されているチャート上で右クリック → [表示中のインジケータ] → [SpreadLabel]をダブルクリック → [パラメーターの入力]タブをクリックします。
「パラメーターの入力」画面でテキストの色やサイズを変更できます。
Object_Color: Whiteをクリックしてお好みの色を選択
Object_FontSize: 14をお好み数字に設定
「Object_FontSize」は、「14」が標準的なテキストサイズです。数字が大きほど文字も大きくなり、数字が小さいほど文字も小さくなります。
尚、表示位置に関してはチャートの画面右上固定で変更の設定は不可です。
経済指標のときなどスプレッドが広がっているときに注文をしてしまうと広がったスプレッド分を損してしまうので、「SpreadLabel.ex4」で現在のスプレッドを確認しながら取引すると便利に活用できます。
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